種類/用途

パラボラマイクについて

パラボラマイクとは?

道路を走る車や子供の声など様々な音が飛び交う街中で、数メートル離れた場所から特定の会話だけを録音しようとすると騒音まで拾い上げてしまいます。そんなときは、拾いたい音の方向にマイクを向けることで、その狙った音だけを拾える集音マイクロホンが役立ちます。

「パラボラマイク」は、このタイプの集音マイクロホンのひとつです。パラボラアンテナのような放物面の中央からマイクが突き出た特徴的な形状をしており、拡声器のような取っ手をつかんで使います。ものによっては100メートル先の会話を拾うことができます。

パラボラマイクの原理

パラボラアンテナは電波を反射鏡で反射させ、それを中央の放射器に集めて使いやすい信号に変換します。同様にパラボラマイクでは音波を放物面で反射させ、中央のマイクに音波を集中させます。四方八方から反射してくる音波を拾うために、マイクには無指向性のものを使います。

クリアな音を得るためには放物面を音の発生源に正確に向ける必要があります。この時、拾いたい音から発せられる音波を最も効率よく焦点に集めることができるのです。

ノイズが入りやすい

パラボラマイクは離れた音を拾うために利用されるので、録音したものにはノイズが混ざりやすい傾向があります。そのため、市販されているパラボラマイクの多くがノイズキャンセラーを搭載しています。高性能のノイズキャンセラーを持つ機種は値段が張りますが、録音したものに入る「サー」というホワイトノイズが小さくなります。

使い方によってもノイズを小さくすることは可能です。録音したい音に可能な限り近づいて、パラボラを対象に正対させることでノイズを減らせます。

パラボラマイクの用途

様々な動物の鳴き声や樹木の葉が風にあおられこすれる音、そのような環境のなかで野鳥のさえずりを録音する際にパラボラマイクが使われます。クリアな音で録音するためには狙っている野鳥の正確な位置を知る必要がありますが、広葉樹が茂る森であれば簡単なことではありません。

また、以前はテレビ業界でも使われていましたが、携帯性に優れたガンマイクが登場すると、映り込みのしやすさも嫌われて利用されなくなりました。加えて、最近は補聴器代わりに安いパラボラマイクを利用する方もいます。

原理がシンプルで自作愛好家までいる

動作原理がシンプルなパラボラアンテナはバードウォッチャーを中心に自作されています。簡単のものであれば100円の傘とマイク、録音機があれば作れる手軽さが好まれる理由です。

ネットで調べた知識で実用的なものが作れてしまうため、今後も草の根レベルで使われ続けるであろう集音マイクです。

この記事で興味を持ったなら一度自作してみてはいかがでしょう?集音器にヘッドホンを繋げて子供に遊ばせたら楽しんでくれるかもしれません。

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