音楽を制作する作業というのは、従来であれば専門の人が行なっているものでした。
しかし、最近では優れた機器が発売されるようになったことで、一般の人々でも音楽を制作することが可能になっています。
音楽を制作することに関心がある人は、どのような機器を用意する必要があるか、しっかりと考えておかなければなりません。
得に重要性の高いものとしては、オーディオインターフェイスを挙げることができます。
オーディオインターフェイスの重要性
音楽制作の初心者にとっては、オーディオインターフェイスを用意することの重要性は分かりにくいものです。
そもそも、何のために用意するのかが分からない、という人も目立ちます。
また、オーディオインターフェイスと一口に言っても、種類は豊富にあるため、どれを購入すればよいのかを判断するのは難しいです。
基本的な部分から、正確に理解しておく必要があります。
オーディオインターフェイスというのは、音声信号の出入り口としての機能を果たす機器で、パソコンと接続して使用するものです。
パソコンには、ジャックが備わっているのが一般的ですが、パソコンに備え付けられているものは、音楽制作に特化したものではないため、音楽制作の作業を本格的に行なうには不向きです。
録音作業を行なう際に、ノイズが発生したりする可能性が高いので、専用のオーディオインターフェイスを用意することが大切なのです。
オーディオインターフェイスの購入には注意が必要
オーディオインターフェイスを購入する場合、接続するマイクのタイプを考慮しなければなりません。
たとえば、ボーカル用マイクにはダイナミック型、コンデンサー型の2種類がありますが、このうちコンデンサー型を使用する際に、特別な注意が必要とされます。
コンデンサー型のマイクを接続する場合は、ファンタム電源という特別な電源を用意しなければなりません。
オーディオインターフェイスの中には、ファンタム電源に対応しているものと、対応していないものとがあります。
コンデンサー型のマイクで作業をする可能性がある人は、最初からファンタム電源対応のオーディオインターフェイスを用意することが望ましいです。
宅録でオーディオインターフェイスを使用する場合
XLR端子と48ファンタム電源を備えているもの
オーディオインターフェイスにはいろいろな端子が付いていますが、XLR端子と48ファンタム電源を備えているものがおすすめです。
XLR端子と48ファンタム電源を備えているとコンデンサーマイクを使用することができ、クリアな音で録音することができます。
なお、コンデンサーマイクではなく、安価なダイナミックマイクしか使わない場合は、XLR端子と48ファンタム電源は不要です。
コンボジャックかフォーン端子を備えているもの
エレキギターやエレキベースの音を録音する際には、シールドを差し込むフォーン端子が必要になります。
なお、コンボジャックはフォーン端子とXLR端子の2つの役割を果たすジャックですので、コンボジャックを備えているオーディオインターフェイスがおすすめです。
24bit/48kHz以上のもの
宅録の音質はオーディオインターフェイスのbit深度とサンプリング周波数によって決まります。
bit深度とサンプリング周波数の数値が大きくなるほど生音に近いクリアな音で録音できますので、bit深度とサンプリング周波数が24bit/48kHz以上のものをおすすめします。
DAWソフトを付属しているもの
宅録をするにはDAWソフトが必要になりますが、オーディオインターフェイスの付属品としてDAWソフトが付いている場合があります。
お金をかけずに宅録を始めたい方は、DAWソフトがおまけで付いているオーディオインターフェイスを選ぶと、DAWソフトを購入する必要がなくなります。
おすすめのオーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスは各メーカーからいろいろなものが販売されていますが、初心者の方は15,000円から20,000円程度のもので十分です。
15,000円程度のものでも、これまで説明した機能を全て搭載していますので、クリアな音で音楽制作をすることができます。
具体的な機種としては、SteinbergのUR22mkIIやRolandのRUBIX-22などがおすすめです。
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