TOAから発売されているWM-1220は、ハンド型のワイヤレスマイクで単3形電池1本で駆動できるお手頃なマイクです。
持ち手の部分はプラスチック製となっていますが、特殊なコーティングにより滑りにくくなっており、抗菌処理もされています。
チャンネル設定は電池ケース内部に付属しており、スイッチ式で簡単に設定できます。
電波の送信形式も2種類の切り替えが可能で、短距離から長距離まで対応していいて、2mW(L)で60m、6mW(H)で100mの電波到達距離となっています。
電源は単3乾電池以外にも専用のニッカド電池を使うこともでき、マンガン電池で最大14時間、ニッカド電池で最大10時間の連続使用が可能です。
多チャンネルを同時に使うことから長距離の仕様まで幅広いシチュエーションに対応しています。
また、バッテリー残量がひと目で分かるように、電源スイッチ付近にバッテリーチェックランプがあるので、電池交換時期も分かりやすくなっています。
使用可能な周波数帯は、806.125~809.750MHzの30波から1つを選択して使います。
主に小規模から中規模のイベント会場等で使われることが多く、メインマイクというよりは予備マイクとして使われることが多いようですが、メインのマイクとしても充分に性能を発揮してくれるでしょう。
感度は悪くなく音を充分に拾ってくれると評価も高いですが、多少ノイズが交じることがあります。
しかし市場価格はおよそ25,000円~30,000円台で、業務用の音響機器としては大変リーズナブルな価格となっていますので、コストパフォーマンスを考えれば充分な性能と言えるでしょう。
付属品には、マイクホルダー、周波数設定ドライバー、単3乾電池が購入時に付いてきます。