マイクと聞くと多くの人は、どのようなものを想像するでしょうか?
もしかしたら、歌手がステージで歌うときに使用するマイクを想像する人が多いかもしれません。
しかしマイクの種類によっては、歌手がステージで歌うとき以外にも、様々な種類のマイクが使用されます。
音楽全般をやるときには、多くの場面でマイクが使われます。
ここでは、音楽で使われる代表的なマイクの種類を説明します。
特に歌うときはもちろんですが、楽器を演奏したり、作曲をするときにもマイクは良く使われれるのです。
ダイナミックマイク
最初に話した、歌うときに使用するマイクですが、これにはダイナミックマイクと呼ばれるものを使用することが多いです。
ダイナミックマイクというのは、電源を使用しないで使うことができます。
そして丈夫にできていて、湿度などの環境の変化に影響されにくい特徴があります。
それと、ダイナミックマイクは感度が低いと言われています。
感度が低いという言い方だと、性能が悪そうに聞こえますが、これは言い換えると雑音を拾いにくいとも言えます。
ですので、歌手がステージで歌うときや、音楽制作で録音をするときに、ダイナミックマイクを使うと、雑音が入りにくいのです。
歌手が歌う場所というのは、ライブハウスやどこかのホールや、テレビ局のスタジオだったり、色々なところになります。
そのような場所では色々な雑音が鳴っています。
そして、そのような環境では、雑音を拾いにくいダイナミックマイクの使用が適しているのです。
また、ダイナミックマイクは感度が低く、雑音を拾いにくいのですが、マイクの目の前で歌う歌手の声はしっかり拾ってくれます。
そして、丈夫にできているというところも大きな利点です。
例えば、プロの歌手となると、色々な場所で歌いますから、色々な場所へ移動する必要があります。
そんなときに、丈夫なダイナミックマイクがあると、移動の時の負担で壊れる可能性が低くなりますから、安心できます。
コンデンサーマイク
音楽用として使われるマイクには、ダイナミックマイクの他にコンデンサーマイクというものがあります。
コンデンサーマイクの特徴を簡単に説明すると、ダイナミックマイクとは対照的な性能であることが言えます。
まず、コンデンサーマイクを使うためには、電源が必要になります。
そして、コンデンサーマイクは音を拾う感度が高くて繊細です。
そのため丈夫にできているとは言えません。
保管場所や保管方法などがしっかりしていないと、故障する可能性があります。
ですので、歌手がステージで使うマイクには向いていないと言えるでしょう。
しかしその分、音楽スタジオなどでのレコーディングでは大きな力を発揮します。楽器や声の細かいニュアンスを録音することができます。
どのマイクがいいのか
もし、趣味や仕事で音楽に関わることがあれば、マイクの種類と使い方で悩むかもしれません。
そんなときは、ダイナミックマイクを使うのが無難かもしれません。
値段が安めで丈夫にできているからです。
そして実際に使う人も多いです。