AT2020はエントリークラスのコンデンサーマイクで、市場価格は10,000円を切るので初心者には大変購入しやすいでしょう。
しかしながら、このクラスでありながら性能はかなり高く、評判もすこぶる良いものとなっています。
低価格のコンデンサーマイクでは、中音域はよく拾ってくれるので普通の話し声などを録音するにはほとんど気になりませんが、それでも籠もった感じの音質になってしまうことが多いものです。
ところが、AT2020は高音域でも耳障りにならず、聞いていて疲れにくい音を収音できます。
性能が良すぎることもあり、エアコンや道路を走る車の音なども拾ってしまうため、このマイクを使用して録音するときは、遮音性のある部屋か周囲の生活音が少ない時間を見計らって使用することをお勧めします。
電源はファンタム48Vで単一指向性となっていますが、その方向性は広めなのでマイク周辺の音は全部拾われると思ったほうが良いでしょう。
またコネクタ部分はXLR(オス)となっていますので、更に安定した音質が期待できるモデルです。
エントリークラスではありますが、充分なパフォーマンスを発揮してくれるので、業務用のメインマイクとしては物足りないでしょうが、予備のマイクとして準備しておく分には充分と言えますし、初心者でも安心して手を出すことができるモデルです。