バンドをされている方であれば一度はレコーディングというワードに興味を覚えるのではないでしょうか。
そのレコーディングの中でも、最も難しいと言われているのがドラムのレコーディングなのです。
ドラムレコーディングにはマイキングという作業が必要になるのですが、このマイキング1つでドラムの仕上がりは大きく異なって楽曲のイメージを大きく変えてしまうこともあるのです。
では、具体的にドラム用のマイクとは実際にどのようなものを使用すれば良いのでしょうか。
ドラム用マイクの選び方
まず、ドラム用のマイクを考えていく上で重要な事は、楽器の果たす役割をしっかりと理解することです。
例えば、バスドラムが楽曲上で示している役割とは紛れもなく重低音の厚みであり、スネアドラムが支えているものとは楽曲の中音域、さらにはシンバル系で言えば高音域が非常に魅力です。
このような特徴だけでも把握しておく事で、重低音に強いマイクを選んでいったり、高音域をよく拾うマイクを選んだりと選択肢が大きく絞られてくるのです。
おススメのドラム用マイク
実際にマイクを紹介していくのであれば、バスドラムで言えばSHUREのBETA52Aが良いでしょう。
低い低音域の音までしっかりとマイクに拾う事が出来、実際には50Hz近い周波数まで録音が可能なのです。
生音に近い低音を拾う事によってライブ感をいつでも再現する事ができ、低音向けのマイクといっても過言では無いでしょう。
スネアドラムの分野で1つ挙げるのであれば、これも先ほどのバスドラムと同様でSHURE製のSM57が良いのではないでしょうか。
もともとSM57や58シリーズは実際のライブハウスでも多用されているマイクなのですが、ボーカル用のマイクもSM57や58を使用している事は多いのです。
ボーカルの周波数とスネアドラムの周波数が近い事からこのSM57には十分中音域を生かすだけの能力を持っているのです。
これらの事から、ドラム用マイクとはドラムの太鼓やシンバルによって1つ1つマイクを振り分けていき、楽器本来の特徴をしっかりと押さえたマイク選びが重要なのです。