自宅からテレワークで仕事をしている、という方も増えてきているのでは無いでしょうか?
テレワークでは、zoomやGoogle meetなどで会議を行うことが多いですが、ノートパソコンなどに内蔵されているマイクを使うと、自分の声以外の周りの音を拾ってしまったり、相手の声が聞きづらかったりが起きやすいです。
そのため、より快適に効率的に仕事をするには、テレワーク用にマイクを準備しておくことをおすすめいたします。
このページでは、テレワークをより快適に行えるように、マイクの選び方とおすすめマイクについてまとめていきます。
テレワーク用マイクの選び方
まずはテレワーク用のマイクの選び方について、解説していきます。
イヤホン付きのヘッドセットタイプが便利
テレワーク用に向いているマイクとしては、イヤホン付きのヘッドセットマイクがおすすめです。
なぜなら、テレワークでは自分の声だけを伝えるのでは無く、相手の声も受け取って聞く必要があるからです。
具体的には、マイクのタイプには、カラオケマイクのように手で持つタイプのハンドヘルド型が多いですが、このタイプを使う場合、相手の音声をスピーカーから音を流してしまうと、その音をマイクで拾ってしまうなどの現象が発生してしまいます。
そのため、ハンドヘルドタイプでテレワークする場合はイヤホンやヘッドホンをする必要がありますので、マイクとイヤホンがセットになっている、かつ耳が疲れにくいヘッドセットマイクの方がテレワークにはおすすめです。
また、ハンドヘルドタイプだと卓上スタンドなどが必要になりますが、ヘッドセットマイクはその必要が無いのも非常に便利な点です。
指向特性
マイクには、指向特性と呼ばれるマイクのどこからの音を拾いやすいか、という性質があります。
テレワークでは、この指向特性はとても重要で、この特徴を理解しておかないと、例えば自宅の子供の声までもマイクが拾ってしまい、相手に伝わってしまいます。
この指向特性には、大きく単一指向性、双指向性、無指向性(全指向性)の3種類がありますが、この中でも単一指向性と無指向性の2種類を解説します。
周りの音を拾わない単一指向性
テレワークで使うマイクで最もおすすめなのが、単一指向性のタイプになります。
単一指向性の特徴は、マイクの正面からの音に対して最も拾いやすく、マイクの背面からの音は最も拾いにくい、となっています。
テレワークは自宅で行うことが多く、周りでは子供の声やエアコンなど様々な音が発生していますが、単一指向性ではそれらの音を拾いにくいという特徴があります。
そのため、テレワーク用のマイクであれば、断然単一指向性タイプを選ぶ方が良いです。
静かな環境なら無指向性でも良い
無指向性は、指向性を持たないマイクのことで、マイクの周り360°からの音をすべて平均的に拾うという特徴があります。
格安のヘッドセットマイクに多く、自宅に子供がいる中でこの無指向性タイプを使ってしまうと、想定しているよりも大きく周りの音が相手側に伝わってしまいます。
そのため、テレワークでは無指向性は不向きです。
ただ、部屋の中の音を聞かれても構わない、静かな環境でテレワークを行う、ということであれば、1,000円前後で購入することも可能なので、安く済ませたいのであれば有りだと思います。
接続タイプ
パソコンとマイクを接続するタイプとして、無線のワイヤレスタイプと有線接続の2タイプがあります。
無線(Bluetooth)でパソコン周りもすっきり
無線タイプはBluetooth機能が搭載されており、パソコンとマイクを接続することができます。
無線の一番の良さは、やはりケーブルが無いので非常に快適で、パソコンやデスク周りもすっきりさせることができます。
また、ヘッドセットを付けたまま立ち上がったり移動しても使うことが出来るので、テレワークでは使いやすいです。
ただし、有線と比べると、途中で途切れてしまったりが起きる場合もあります。
もし無線を選ぶ場合は、Bluetoothのバージョンなどが古く無いかも確認しておくようにしましょう。
有線ならUSB接続型のコンデンサーマイク
有線タイプでテレワークを行うのであれば、USB接続型のコンデンサーマイクがおすすめです。
パソコンにあるUSB端子にケーブルで接続するだけで、マイクを使うことができるタイプです。
以下の記事も参考にしてください。
ケーブルがあるというデメリットはありますが、接続も非常に手軽で感度の高いコンデンサータイプのマイクなので、音は拾いやすくなっています。
なお、3.5mmのイヤホンジャックに繋ぐタイプのマイクも多数ありますが、ノイズが発生する可能性が高いので、選ばない方が良いでしょう。
お持ちのパソコンに対応しているか?
お持ちのパソコンのWindowsやMacのバージョンに対応しているかも、マイク購入前にしっかりと確認しておきましょう。
マイクを繋ぐ際に、ドライバーのインストールが必要となりますが、ほとんどの場合自動的にインストールが始まり使えるようになります。
もし、非対応のマイクを繋いでしまうと、ドライバーのインストールも無く使うことが出来なくなりますので、少し古いバージョンのパソコンを使用している場合は注意しましょう。
テレワーク向けのおすすめマイク4選
ここまで、テレワーク用のマイクの選び方をまとめていきました。
そして、ここからはテレワーク向けにおすすめしたいマイクを4つ紹介させて頂きます。
それぞれタイプが異なるものを紹介していますので、自分に合ったタイプを選んでみてください。
Logicool / H600r
Logicool(ロジクール)のH600rは、無線の単一指向性タイプのヘッドセットマイクです。
テレワークで一番おすすめしたいのが、このヘッドセットマイクです。
単一指向性なので元々周りの音が入りにくいですが、さらにノイズキャンセリング機能も搭載されているため、より雑音が入りにくい仕組みになっています。
また、持ち運びやすいように折りたたむことも出来るので、外出先で使うこともできます。
価格は2万円前後と高めですが、快適にテレワークをすることができます。
サンワサプライ / MM-HSU10GM
パソコン機器メーカーのサンワサプライから発売されているのが、MM-HSU10GMです。
USBで接続する有線タイプのヘッドセットマイクで、周りの音を拾いにくい単一指向性のマイクを備え付けています。
ケーブルの途中に音量をコントロールできるスイッチが搭載されており、音を拾いたくない場合にすぐにミュートできるボタンも付いています。
価格帯は5,000円前後と無線タイプよりも安く、ケーブル有りでも良い方にはおすすめです。
サンワサプライ / MM-HSU09BK
同じくサンワサプライから発売されているMM-HSU09BKは、有線タイプの無指向性ヘッドセットマイクです。
先ほどのMM-HSU10GMと同じく、パソコンのUSB端子に接続するタイプで、簡単に使うことが出来るのが特徴です。
無指向性タイプで周りの音を拾いやすいため、静かな環境下でテレワークを行えるのであれば、このヘッドセットマイクがおすすめです。
価格帯も2,000~3,000円前後と格安になりますので、予算を抑えたいならおすすめです。
audio technica / AT2020USB+
音響機器メーカーのaudio technicaから発売されているUSBコンデンサーマイクが、AT2020USB+です。
音楽用マイクとして多くの人気マイクを販売してきたaudio technicaですが、AT2020USB+はどちらかというとテレワークやストリーミング配信用のマイクの位置づけになります。
とはいえ、音はaudio technicaらしく明瞭で心地の良い声質で拾ってくれるので、音質などを重視する場合は良いと思います。
また、購入時にセットで卓上型のスタンドが付いてくるので、別途用意する必要がありません。
ヘッドセットタイプでは無いのですが、マイク本体にヘッドホン端子が付いているので、簡単に接続することができます。
まとめ
このページでは、テレワークでおすすめしたいマイクとその選び方についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか?
テレワークでは自宅から声を届けることになるため、通常のマイクとは選び方が異なりますが、
- イヤホンが付いたヘッドセットタイプ
- 周りの音を拾わない単一指向性
- 気軽に使える無線方式
が最もおすすめできるタイプになります。
ただ、性能の良いヘッドセットマイクは高くなりますので、予算次第でどこまで妥協しても問題無いか、その参考になれれば嬉しいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!