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マイクジャック端子の種類はどれがおすすめ?違い・比較まとめ

マイク端子の種類マイクコラム

マイクを購入する際に注意すべき点の一つとして、マイクをどの端子に繋げることができるか、があります。

高性能なマイクも安価なマイクも、繋ぐジャック次第ではノイズの発生に繋がる可能性が出てきてしまいます。

マイクジャックには複数の端子の種類があるため、自分の使い方に合わせたマイク端子を持つマイクを選んでいくことが重要です。

このページでは、マイクジャックの端子の種類と、使い方に合わせたおすすめの端子をまとめていきますので、マイク購入の際に参考にしてください。

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マイクジャック端子の種類について

まずは、マイクジャック端子の種類について、まとめていきたいと思います。

マイクの端子には大きく4種類があり、

  • XLR(キャノン)端子
  • フォーン端子
  • USB端子
  • ミニプラグ(3.5mm)端子

があります。

XLR(キャノン)3極コネクタ端子

XLR端子は、アメリカのキャノン社が開発したオーディオコネクタで、キャノン端子とも呼ばれることがあります。

一般的には、3ピンの3極コネクタとなっています。

XLR端子の大きな特徴としては、ノイズが発生しにくくケーブルが外れにくいことです。

マイクを抜き差しする際にノイズが発生しやすいのですが、XLR端子では一番ピン(オス端子の左上ピン)が最初に接地することで、電位差を解消することが出来るため、ノイズが発生しにくくなっています。

また、XLR端子を挿してみると分かりますが、しっかりと差し込むとカチッと音がしてロックされます。

そのため、ケーブルが外れにくい構造になっており、特に音響用の機器と接続する場合は、ほとんどXLR端子が使われることが多いです。

フォーンコネクタ端子

音響機器との接続で、XLR端子の次に使われやすいのがフォーン端子です。

フォーン端子は、標準やミニといったサイズによる違い、モノラル(2極)とステレオ(3極)による違いなど様々な形状がありますが、良く使われるのは標準2極フォーンプラグです。

抜き差しがXLR端子と比べて楽ですが、その分端子がショートしてしまうことがあり、抜き差しの場合は注意が必要です。

ノイズもXLR端子と比べると発生しやすいため、カラオケやライブなどで使われることが多い端子です。

USB端子

USB端子はパソコンやスマホなどの機器に付いている端子で、USB Type-AやUSB Type-Cが使われていることが多いです。

また、iPhoneやiPadなどのLightning端子も、USB端子の種類に入ってきます。

USB端子の最大の特徴は、何と言っても手軽に使えることです。

パソコンなどのUSB端子に直接挿すだけで繋げられるので、手軽にパソコンを使って音を拾いたい時に使うことができます。

ノイズも発生しにくいですが、XLR端子などに比べると音質は若干低くなってしまうことが多いです。

ミニプラグ(3.5mm)端子

パソコンなどではマイク入力端子と書かれていることも多いですが、フォーン端子のミニサイズの端子が、3.5mmのミニプラグ端子です。

USB端子が出てくる前まではこの端子が主流で、今でもパソコンやスマホにイヤホンやヘッドホンの音響機器を接続する際は、イヤホンジャックを使って接続するのに使われています。

マイクでは、小型のエレクトレックコンデンサーマイクで使われることが多い端子ですが、接続は他の端子に比べて簡単なものの、ノイズが発生しやすいというデメリットがあります。

特に、パソコンなどから発生されるホワイトノイズを拾いやすいため、本格的な音楽録音で使われることは少ないです。

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使い方に合わせたおすすめマイクジャック端子

ここまで、4種類のマイク端子についてまとめていきましたが、ここからはそれぞれの端子を比較して、マイクの使い方にぴったりの端子を見つけていきましょう。

マイクジャックの端子の違い・比較表

それぞれのマイクジャックの端子を比較した表が以下となります。

端子の種類音質ノイズ手軽さ接続機器
XLR端子オーディオインターフェース,ミキサー
フォーン端子オーディオインターフェース,ミキサー
USB端子パソコン,ゲーム機,スマホ
ミニプラグ端子パソコン,スマホ
マイクジャックの端子比較表

もちろん、ノイズや音質はマイクによって違うのもありますが、端子の違いだけでも大きく異なるのがわかります。

XLR端子とフォーン端子を比べると、接続機器や手軽さは同じですが、XLR端子の方が音質が高くノイズが少ないため、マイクを繋ぐ上ではXLR端子を選んだ方が良いです。

一方、USB端子とミニプラグ端子を比べると、パソコンやスマホに接続出来るのは同じですが、USB端子の方が音質が高いので、パソコンに繋ぐならUSB端子のマイクを選ぶのが良いでしょう。

音楽録音用におすすめのマイク端子

音楽のレコーディング、ソロギターの録音など音質を繊細かつクリアに拾いたいのであれば、XLR端子のマイクを選ぶことをおすすめします。

スタジオなどでは当然XLR端子が使われていますが、自宅での宅録でもノイズが発生しにくいXLR端子を選択しましょう。

録音用としておすすめのマイクは、audio technicaから発売されているAT4040というコンデンサーマイクです。

大口径のラージダイアフラムタイプで、ほとんどの音域でフラットに収音してくれるのが特徴です。

ローカット機能や-10dBのPADスイッチも付いているので、自宅でも非常にクリアな音質で録音することができます。

また以下のページでも、ボーカル録音用のおすすめマイクを紹介しているので、参考にしてください。

ただし、XLR端子はアナログ端子で、そのままデジタルのパソコンに繋ぐことが出来ないため、使いにくいのもデメリットの一つです。

パソコンと繋ぐ場合には、デジタル信号に変更できるオーディオインターフェースを使う必要があります。

その場合、マイクとオーディオインターフェースの両方が必要になるため、金額はかかってしまいますが、音楽用にマイクを使うのであれば必須と考えておきましょう。

ストリーミング配信用(パソコン)におすすめのマイク端子

パソコンを使ってYouTubeやゲーム実況など、ストリーミング配信をやるのであれば、音質よりも手軽さは重要な点になりますので、USB端子のマイクを使うのがおすすめです。

外で録音したりする場合でも、ノートパソコンとUSB端子のマイクさえあれば使うことができます。

XLR端子ほどでは無いですが、USB端子はノイズも少なくストリーミング配信ではとても使いやすいマイクです。

また、SwitchやPS4などのUSB端子にも接続することができるので、ゲーム機器を使ってカラオケしたいといった場面でも活躍します。

おすすめのUSBマイクは、audio technicaから発売されているAT2020USB+というマイクです。

audio technicaは、品質の高いコンデンサーマイクを多く販売しており、入門ながら本格的なマイクであるAT2020のUSB接続タイプになります。

単一指向性で周波数特性が20Hz~20,000Hzと幅広く、2万円以下ながらクリアな音声を録ることができるマイクです。

また、以下のページでゲーム実況用のおすすめマイクを紹介していますので、参考にしてください。

スマホ用におすすめのマイク端子

スマホでマイクを使いたい場合も、先ほどのストリーミング配信と同じくUSB端子のマイクがおすすめです。

ただし、端子の形やマイクの仕様には注意が必要です。

ほとんどのスマホはUSB Type-Cが主流になっているため、USB Type-C端子に繋ぐことができるマイクを探す必要があります。

USB Type-C端子でおすすめのマイクは、SaramonicのSR-MV2000です。

SR-MV2000は、ドイツで毎年決められるiFデザイン賞に選ばれたことのあるUSBマイクです。

小型ながら高音質で、様々なデバイスと互換性がある人気の高いコンデンサーマイクで、自宅からのライブ配信やゲーム実況、ビデオ通話などの用途にぴったりのマイクです。

また、端子が合っているとしても、マイクの仕様に合わないスマホだと使うことができません。

もしくは、通常のカメラアプリでは問題無く使えるけど、zoomやLINEでは使えないということが多いです。

そのため、購入前にしっかりと仕様を確認しておきましょう。

なお、そこまで音質が高く無くても良いとか、通話用に使うだけであれば、ミニプラグ端子の方が安く充分使えると思います。

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まとめ

このページでは、マイクジャックの端子についてまとめさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

様々なマイク端子がありますが、

音質を求めるのであればXLR端子のマイク
手軽さを求めるのであればUSB端子のマイク

をそれぞれ使うのが良いかと思います。

特に、パソコンでは様々なマイクを使うことが出来るので、自分の使い方に合わせて選んでいってください。

また、マイクの端子に合わせてケーブルを選ぶ必要がありますので、以下の記事も参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!