マイクをPCなどのデバイスに接続する際に、知っておくと良いのが接続端子として使われるXLR端子です。
XLR端子は、3ピン構造と4ピン構造のものがありますが、マイクでは3ピン構造の端子が使われています。
PCとマイクを接続する際には、XLR端子以外にもUSBやイヤホンジャックなどがありますが、音質や安定性などは圧倒的にXLR端子の方がおすすめです。
このページでは、XLR端子についてどんな端子なのか、メリットやデメリットまでをまとめていきます。
なお、マイクジャックの端子については、以下のページでもまとめていますので、参考にしてみてください。
XLR端子とは?
まずは、XLR端子がどんな端子なのかについて、まとめていきます。
音響機器を繋ぐ際に使われる端子
XLR端子は、マイクやスピーカーなどの音響機器を繋ぐ際に使われる端子です。
アメリカのキャノン社が開発した端子で、キャノンコネクターとも呼ばれる端子です。
主に3ピンの3極コネクタ構造
XLR端子の形状は、3ピンの3極コネクタという形状をしていて、具体的には3つのピンを指して使用する形になっています。
マイクに付いているピンの出っ張っている側がオス、反対に3箇所穴が空いている側がメスと呼ばれます。
オスのXLR端子の左上を1番ピン、右上を2番ピン、下を3番ピンとして、それぞれの3つのピンは以下の役割を持っています。
- 1番ピン:グラウンド(接地)として電位差を解消させる役割
- 2番ピン:ホットとして信号線の正相(同じ音声信号)を送る役割
- 3番ピン:コールドとして信号線の逆相(逆向きの音声信号)を送る役割
なお、XLR端子は主に3ピン構造ですが、スピーカーなどでは4ピン構造の端子も使われています。
XLR端子のメリット
XLR端子が3ピンの構造をしているのが分かったところで、ここからはXLR端子を使うことによるメリットをまとめていきます。
音質が良くノイズが発生しにくい
XLR端子で最もメリットと言われる部分が、ノイズが発生しにくく音質が良いことです。
これは、XLR端子によりバランス伝送と呼ばれる音声信号を送る方法を取っているからです。
具体的には音声信号は交流で送られるため、そのままだとノイズが発生しやすいのですが、XLR端子の2番ピンのホット(正相)で送られる信号と、3番ピンのコールド(逆相)で送られる信号がミックスした際に、同相で送られたノイズを打ち消すという仕組みが取られているからです。
また、接地の役割である1番ピンが必ず一番最初に接続されることで、先に電位差が解消されノイズ発生を抑えています。
そのため、XLR端子は他の端子と比べて、ノイズが発生しにくくなっています。
ファンタム電源を使う場合は必須
ファンタム電源とは、主にコンデンサーマイクを動かす上で必要な電源のことを言います。
このファンタム電源を使用する場合は、XLR端子で無いと使うことが出来ません。
もう少し具体的に言うと、XLR(メス)-XLR(オス)のケーブルで無いとファンタム電源が使えないので、マイク側だけでなくオーディオインターフェイスやミキサー側も、XLR端子で繋ぐ必要があります。
なお、ファンタム電源については以下のページでもまとめていますので、参考にしてください。
ロック構造でケーブルが外れにくい
XLR端子は、ケーブルを繋ぐ際に「カチッ」と音がなりロックがかかる仕組みになっています。
そのため、ケーブルが少し引っ張られたり動いてしまったりしても、外れにくくなっています。
XLR端子からケーブルを外す場合は、ロック部分を押しながら引っ張ることで外せるようになっています。
XLR端子のデメリット
XLR端子のメリットが分かってきたところで、ここからは反対にXLR端子のデメリット部分についてまとめていきます。
PCではオーディオインターフェイスなどの機器が必要
XLR端子のマイクやケーブルがあっても、PCなどに直接繋ぐことが出来ません。
PCにXLR端子で音声を取り込む場合は、PCにオーディオインターフェイスやミキサーといった機器を繋げて使う必要があります。
そのため、XLR端子を初めて使用する場合は、準備しておくものが多くなりコストがかかるのに注意が必要です。
なお、オーディオインターフェイスやミキサーについては、以下のページでもまとめていますので、参考にしてください。
変換ケーブルもあるがコンデンサーマイクなどでは注意
オーディオインターフェイスを購入したくない場合、XLR端子からUSB端子やPCのマイク入力端子に変換するケーブルもありますが、購入する場合は注意が必要です。
XLR端子から変換した際に、ノイズが発生する場合があり、音質としてはあまり良くないことがあります。
また、コンデンサーマイクではそもそもファンタム電源が使えなくなりますので、マイクの入力自体出来なくなってしまいます。
そのため、コンデンサーマイクを使う場合は、オーディオインターフェイス等の購入を検討するか、音質はXLR端子よりは下がりますが、PCに直接USB接続できるコンデンサーマイクも選択肢に上げておきましょう。
まとめ
このページでは、マイクなどに良く使われているXLR端子について、特徴やメリット・デメリットをまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか?
XLR端子は、3ピンのコネクタ構造をしており、ノイズが発生しにくいバランス伝送という仕組みを取っています。
ノイズを抑えるだけでなく、ファンタム電源を使用できたり、ロック構造でケーブルが外れにくいという特徴もあります。
ただし、PCと接続する場合は別の機器が必要になってしまいますので、全て揃えるとなるとある程度の金額はかかってくるでしょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!