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バウンダリーマイクとは?会議や演劇で使える無指向性マイク

マイクコラム

マイクと言えば、カラオケなどにあるような手で直接持って使用するタイプのものが主流ですが、他にも様々な形状をしたマイクが存在します。

その中で、あまり認知度は高くないですが、特定の業種では使われることが多いバウンダリーマイクと呼ばれるマイクがあります。

このバウンダリーマイクは、床や壁などに直接設置して使用するタイプで、主に複数人の声を収音するために使われるマイクです。

このページでは、バウンダリーマイクについて、特徴から用途、またおすすめのバウンダリーマイクまでをまとめていきます。

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バウンダリーマイクとは?

まずは、バウンダリーマイクがどんなマイクなのか、紹介していきます。

特徴:小型で床などに直接設置

バウンダリーマイクの大きな特徴は、床や壁、テーブルの上などに直接設置して使用出来ることです。

通常のカラオケマイクなどは、手に持つ部分が丸くなっており、床に置くと転がってしまいますが、バウンダリーマイクは底が平らになっているため、そのまま置いて使うことができます。

そのため、マイクを持たずに収音できるので、コードに引っかかったりすることが無く、非常に手軽に使うことができます。

また、小型のバウンダリーマイクも多く、持ち運びにも優れているマイクです。

無指向性でマイクの周りの音を拾う

バウンダリーマイクには、無指向性のマイクが使われています。

無指向性とは、マイクのどの方向からの音も収音する指向性となっているため、バウンダリーマイクの周りの音を拾ってくれます。

そのため、動き回ったり、複数人で様々な方向から喋ったとしても、マイクで拾うことができます。

なお、無指向性については、以下のページでもまとめていますので、良かったら参考にしてください。

ハウリングが起きやすいのが欠点

バウンダリーマイクの欠点として、ハウリングが起きやすいということがあります。

ハウリングとは、スピーカーなどからキーンという不快な音が発生する現象で、よくカラオケや学校などで起きていることが多いです。

ハウリングの原因は、マイクで拾った音がスピーカーから流れて、その音をさらにマイクが拾ってしまうことで、その特定の周波数帯域の音だけ何度も取り込まれてしまい、増幅することで起きています。

バウンダリーマイクは、前述の通り無指向性マイクを使っているため、幅広い範囲から音を収音しています。

そのため、スピーカーの音も拾いやすく、ハウリングが発生しやすくなっています。

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バウンダリーマイクに適した使い方・用途

次に、バウンダリーマイクがどのような場面で使われているのか、用途をまとめていきます。

会議

会社や店舗などでの会議に、バウンダリーマイクは使われていることが多いです。

なぜなら、会議では複数人喋ることが想定されていて、全ての音を収音するためには、無指向性である必要があるからです。

また、狭いスペースでもしっかりと音が拾えるように、テーブルなどに直接置けるバウンダリーマイクが最適です。

少人数の会議であればそこまで気になりませんが、大人数であればよりバウンダリーマイクは効果的と言えるでしょう。

舞台・演劇・ミュージカル

舞台や演劇、ミュージカルの収音にも、バウンダリーマイクは使われています。

舞台などでは直接マイクを持つことが難しいです。

また、大きく動き回るとなると、ピンマイクなど、服に付けるようなマイクは外れてしまう可能性が出てきます。

バウンダリーマイクであれば、舞台の床に置いておくことで、複数人の声を拾ってくれるようになります。

特に、舞台の真ん中に置いておくことで、より効果を発揮しやすいです。

バスドラム

バウンダリーマイクは音楽用としては、あまり使用されることは無いですが、バスドラムなどのパーカッションの収音に使われていることがあります。

バスドラムの収音では、前面の開口部からバウンダリーマイクを設置して収音することが多いです。

低域が重要なバスドラムにとって、内部での自然な響きを上手に収音する必要があります。

バウンダリーマイクは、無指向性であるがゆえに、周りの音を均一に拾ってくるので、よりナチュラルに収音してくれます。

また、バウンダリーマイクはバスドラム内への設置もしやすいこともあり、使われています。

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おすすめのバウンダリーマイク

バウンダリーマイクが、どのようなマイクなのかが分かってきたところで、おすすめのバウンダリーマイクを紹介していきます。

CROWN / PCC-160

バウンダリーマイクの中でも、ド定番なのがCROWNのPCC-160です。

主に、会議室や舞台などに設置されることが多く、スチール製なので頑丈なのも特徴です。

デザイン的にも目立ちづらく、遠くの音源をよりクリアに再現してくれるので、ステージにはぴったりのマイクです。

また、4.5mの出力ケーブルが付いているため、長い引き回しも可能になっています。

PEAVEY / PSM3

バスドラムやカホンなどの楽器の収音に向いているのが、PEAVEYのPSM3です。

コンデンサーマイクなので、より感度が高くクリアな音声で収音することができます。

また、最大SPLが130dBと高圧力に耐えられるのも魅力的なマイクです。

バスドラだけでなく、合唱や楽器の収音などでも使われていることがあるバウンダリーマイクです。

audio technica / PRO42

マイク業界の中でも最大手のaudio technicaが発売しているバウンダリーマイクが、PRO42です。

バウンダリーマイクでは珍しい単一指向性のマイクを使っており、ノイズや不要な音を拾うことが少ないです。

重さが35gとかなりコンパクトな設計になっているので、設置場所にも困りません。

付属のケーブルが7.6mと長く、ステージなどでも活躍できるマイクです。

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まとめ

このページでは、バウンダリーマイクについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

バウンダリーマイクの特徴は、

  • 床や壁などに直接置くことができる
  • 無指向性で周りの音を均一に拾いやすい
  • ハウリングには注意

で、舞台や会議、バスドラムなどのパーカッションに使われているマイクです。

あまり知られていないマイクではありますが、複数人の音声収録では非常に手軽に設置することが出来るので、状況次第では使ってみると良いでしょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!