お祭りのようなイベントでマイクを使うことがあると思います。
マイクといってもいろんなタイプのものがありますが、お祭り向きのマイクというのはどのようなものでしょうか?
プロの歌手がコンサートで使うマイクは当然音質重視でしょうが、お祭りのような地域のイベントにおいては音質以上に重要な条件がいくつかあると思います。
今回はお祭りのマイクに求められる条件について考えていきたいと思います。
お祭りで使うマイクの条件
まず第一に「防水・撥水加工」されているかどうかは重視したほうがよいと思います。
お祭りは毎日や毎週のように開催されるものではありませんよね?
しかも、おそらくお祭りの随分前から準備に取り掛かるでしょう。
事前に念入りに準備し、年に1度や2度しか開催されないお祭りを少々の雨で中止にはしにくいものです。
多くのお祭りが屋外で開催されるでしょうから、そう考えると防水・撥水対策が重要だと思います。
せっかく買ったマイクが雨に濡れただけで壊れてしまった、ということがあってはお金も無駄になりますし、せっかくのお祭りが途中で中断したりする可能性も出てきてしまいますので、屋外で使える防水タイプのものが求められるでしょう。
次に、「広範囲に聞き取りやすい大きさで聞こえること」が重要になると思います(もっともこれはプロの歌手のコンサートでも重要でしょうが)。
お祭りの規模にもよりますが、お祭り中は普段は閑静な地域であっても、かなり賑やかになると思います。
そんな中で司会進行役が話していることや、お祭り中の注意事項などが全体に聞こえないようでは、滞りなく進行することも難しくなりますし、注意事項が伝わらないままでは場合によっては危険を伴うことになりかねません。
また万が一、お祭り中に災害や事故が起きたときにも誘導や避難指示にマイクを使うことになるかもしれません。
そういう意味でも、マイクで話している人の周辺だけ聞こえるようなものではなく、広範囲に聞き取りやすい大きさで聞こえるという条件も求められると思います。
そう考えると、屋内で行うセミナーなどのマイクではちょっと物足りないということがわかりますよね。
人間にも適材適所という言葉があるように、マイクにも適材適所という概念は存在すると思います。
少なくとも屋外で行うお祭りであれば「屋外用」ときちんと書かれているマイクが適していると思います。
楽しいお祭りにするために、きちんとしたマイク選びから始めましょう。