マイクを使ってボーカルなどの録音をしたり、ゲーム実況などの配信をする際に、必要になってくるのがマイクスタンドです。
マイクスタンドがあれば、手でマイクを持つ必要が無いだけでなく、ノイズの軽減などにも繋がりますので、よりそのマイクを活かすことができます。
マイクスタンドは、形状によって種類が分かれており、マイクを使用する場面や用途に合わせてどの種類にすべきか、選んでいく必要があります。
このページでは、マイクスタンドの種類による違いと、使用用途に合わせた選び方について、まとめていきます。
マイクスタンドの種類
マイクスタンドは、様々な形状がありますが、大きく以下の5つの種類に分かれています。
- ストレートスタンド
- ブームスタンド
- 卓上スタンド
- アームスタンド
- ブームポール
ストレートスタンド
ストレートスタンドは、その名の通り真っ直ぐになっているスタンドのことで、上下の高さだけを変えることができるマイクスタンドです。
ボーカルやスピーチ、漫才などに使われることが多いタイプで、真っ直ぐ立っている分、見栄えもあるスタンドです。
角度を付けられないため、楽器などを持って歌うなどの使い方では不向きですが、マイクスタンドに手をかけて歌ったり喋ったりしても、常に真っ直ぐなので安定して集音することができます。
また、セッティングや片付けも楽に行うことが出来るのが特徴です。
ブームスタンド
ブームスタンドは、先ほどのストレートスタンドにアームが付いている形状をしていて、上下の高さだけでなく、アームの角度や長さを調整することが出来る自由度の高いマイクスタンドです。
角度を付けることが出来るため、例えばギターを持って歌うといった場合でも、ギターがマイクスタンドに当たること無く声を集音することができます。
ブームスタンドには、様々な長さのものがあり、バスドラムなどの低い位置での集音を目的としたものだと、ショートブームスタンドとも呼ばれる短い長さのスタンドも用意されています。
卓上スタンド
卓上スタンドは、テーブルや机などの上に置いて使うタイプのスタンドで、三脚だけでなく円形の土台になっているものも多いマイクスタンドです。
パソコンのそばに卓上スタンドを置いてWeb会議をしたり、ゲーム実況などの配信をしたりするのが主な使用用途になります。
選ぶ場合に注意しておくのは、大きさや高さをしっかり測っておく必要があります。
アームスタンド
アームスタンドは、机などに挟んで固定して、アームで伸ばして使うタイプのマイクスタンドです。
卓上スタンドと同じく、パソコンなどの作業をしながらマイクを使うのに、適しているスタンドになっています。
マイクを上に置く必要が無いため、卓上スタンドよりもスペースを確保することが出来るのも特徴のひとつです。
ブームポール
ブームポールは、マイクを吊り上げて集音するタイプで、音を録りたい人の頭上などに伸ばしてマイクを近づけることができます。
他のマイクスタンドと異なり手で持つ必要があるため、軽量のタイプがほとんどで、場面に合わせて長さを変えることもできます。
屋外での撮影や映画・ドラマなどの撮影で、良く使われていることが多いタイプです。
マイクスタンドの用途に合わせた選び方
マイクスタンドには、大きく5つの種類があることが分かりましたが、ここからはそれぞれの使用用途に合わせてどのスタンドを選べば良いのかを紹介していきます。
ボーカル
ボーカル用のマイクスタンドであれば、ストレートスタンドかブームスタンドを選ぶようにしましょう。
特に、ライブでのボーカル用であれば、マイクを外して直接手で持って歌ったり、マイクスタンドを動かすなどがあり、ブームスタンドだと少し扱いにくくなる可能性が出てくるので、ストレートスタンドにしておくのが最適です。
ストレートスタンドにも様々なタイプがありますが、おすすめはK&Mの26010Bというマイクスタンドです。

26010Bは、足の部分が三脚では無く円形になっており、非常にスッキリしたマイクスタンドで使いやすいです。
弾き語り
アコギやキーボードでの弾き語り用のマイクスタンドとしては、角度の調節が出来るブームスタンドの一択になるかと思います。
前述していますが、楽器が前にある以上、ストレートスタンドでは楽器が当たってしまったり使いにくくなるため、ブームスタンドを選ぶようにしましょう。
また、アコギの弾き語りでマイクを2本(ボーカルとアコギ)使う場合、一本はボーカル用で通常のブームスタンド、もう一本はアコギ用で短めのブームスタンドを用意しておくとセッティングがしやすいです。
おすすめのブームスタンドは、ドラムメーカーのTAMAから発売されているMS205というブームスタンドです。

ブームスタンドは、角度調節用のホルダーの固定力や耐久性が重要になってきますが、MS205はその中でも非常に優れている商品です。
また、色もシルバーで見た目も良く、様々な場面で使うことができます。
在宅ワーク
在宅ワークなどで自宅でWeb会議などを行うのであれば、卓上スタンドタイプが最適です。
卓上スタンドであれば、小型なので使う時だけ出すことができ、使い勝手に優れています。
また、当然ですがパソコン作業をしながらでもマイクを使うことが出来るので、Web会議では卓上スタンドが良いでしょう。
おすすめの卓上スタンドは、K&Mの232Bです。

円形型のベースで場所を取らず、重量感もあるので安定しています。
ゲーム実況などの配信
ゲーム実況や生配信など配信者向けのマイクスタンドとしては、卓上型かアームスタンドのどちらかが便利です。
特に、アームスタンドであれば、マイクの位置をしっかりとセッティングしておけば、少し激しいゲームなどでもしっかりと自分の声を拾ってくれます。
また、配信中にマイクやスタンドが映ることもあると思うので、見た目を重視して選ぶ必要もあります。
おすすめのアームスタンドは、RODEのPSA1というアームスタンドです。

机に挟む部分が円形でしっかりと固定されるので、安心して使うことができます。
まとめ
このページでは、マイクスタンドの種類と使用用途に合わせた選び方についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
マイクスタンドには、大きく5つの種類があり、それぞれ使用用途に合わせて選んでいくことが重要です。
また、使い勝手や固定力、耐久性などもしっかりしているかどうかも確認してから、どの商品にするか選んでいきましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!