私は仕事柄、マイクを使うことが多かった為、マイクに関しては非常に拘りがありました。
マイクには、いろんな形のものがございます。
マイクを保護する金網メッシュ状のマイクグリルと言われるものがあります。
そして、そのマイクグリルの形が、丸い形をした球形のものを「グリルボール」と言います。
ですので、球形ではない保護用金網メッシュは、マイクグリルと呼ばれております。
さて、今回はグリルボールに特化して記事を書きます。
グリルボールとは?
グリルボールをどのように扱うかですが、グリルボールをまず開けてみますと、振動板の下に隙間があります。
その部分で単一指向性を決定しているんですね。
歌などに使われるのはこの単一指向性という特徴がありますので、司会者の方や、パフォーマーの方、歌手の方や、身近でいえばカラオケで歌う時などに、よくこのグリルボールを手で覆うように握ってお話したり、歌ったりされる方もよく見かけると思いますが、これはやってはいけません。
周りの音まで拾う無指向性になってしまい、音が籠ったように聞こえてしまいます。
ハウリングの原因になってしまいます。
もちろん、有名な歌手の方でも、グリルボールを握りしめて歌われることがございますが、正しい使い方ではありません。
カラオケで友達がそんな握り方をしていたら、つい注意をしてしまいます。
ただ歌は自己表現のところもありますし、それが、その方々の特徴なのかもしれません。
グリルボールは消耗品
そして、マイクのグリルボールは、カラオケなどで経験したこともある方も多いと思いますが、落下などの衝撃ですぐに潰れてしまいます。
また、一度潰れたものを元に戻すことはなかなか大変です。
カラオケなどで私用しているマイクには、安いグリルボールを使っているところが多いかもしれませんが、グリルボールのお値段もインターネットで調べるとお分かりのように、ピンキリです。
ご利用の際は是非取り扱いに注意をして頂けましたらと思います。