MPM-1000Uは、マランツプロ(marantz Professional)が製造したUSB出力付きのコンデンサーマイクです。
優れたオーディオ録音品質で高感度と広い周波数レスポンスのマイクで、スタジオワークなどに向いています。
低価格ながらプロ仕様の装備で、些細な音の細部も捕獲できる高品質のコンデンサーマイクになっています。
マランツプロMPM-1000Uのマイクの特徴
マランツプロのMPM-1000Uには大きく3つの特徴があります。
USB出力できるコンデンサーマイク
MPM-1000UはUSBコンデンサーマイクという種類になり、PCなどのUSB端子に直接音声入力することができるマイクになります。
通常のコンデンサーマイクは、PCに接続する際にオーディオインターフェイスの機器を挟む必要がありますが、USBコンデンサーマイクは別機器を挟む必要無く使えるため、簡単に接続することができます。
3.5mmのミニジャックでマイク入力端子に直接繋げられるマイクもありますが、ほとんどの場合はパソコンの機械音などのノイズが入ってしまうことが多いため、オーディオインターフェイスを持っていない場合は、このようなUSBコンデンサーマイクがとても便利です。
PCだけでなくiPhoneにも接続できる
MPM-1000UはPCのUSB端子に接続できるのはもちろんですが、iOSデバイスとの接続も可能です。
iPhoneなどに直接接続してレコーディングアプリへ録音したり、動画のライブ配信を行うこともできます。
ただしiPhoneに接続する際は、別途Apple社製のUSBカメラアダプターなどが必要になる場合がありますので、ご注意ください。
単一指向性でノイズも発生しにくい設計
MPM-1000Uは、単一指向性と呼ばれるマイクに近い破写体を対象にして、周りから入ってくるいらない音を防ぐことができる設計になっています。
そのため、ライブなどでパフォーマンスするのは最適ですが、エコーやノイズのあるような小さなお部屋での録音にもぴったりです。
特にコンデンサーマイクは小さい音も録ってしまうことが多いため、単一指向性だとノイズは入りにくいので良いですね。
MPM-1000UとMPM-2000Uの違い
マランツプロのUSBコンデンサーマイクには、MPM-1000UとMPM-2000Uの2種類があります。
MPM-2000Uは、MPM-1000Uの上位機種となっていますが、どの部分が異なっているのかまとめてみたいと思います。
なお、MPM-2000Uが気になる方は以下のページも参考にしてください。
ADコンバーターの違い
MPM-1000UもMPM-2000Uも、マイクの中にADコンバーターと呼ばれるデバイスが使われています。
このADコンバーターは、アナログで入ってきた音信号をデジタルの信号に変えて、PCなどのデジタル機器で入力できるようにする役割を持っています。
そしてMPM-2000Uに使われているADコンバーターは、MPM-1000Uのものよりもハイグレードになっているため、ハイスピードでよりクリアな音で録音することができます。
本格的に音楽レコーディングをしたい場合はMPM-2000Uの方が良いですが、YouTubeやゲーム実況などであればMPM-1000Uでも問題ないでしょう。
ショックマウントの付属の有無
MPM-2000Uには、ショックマウントと呼ばれるマイクの振動ノイズを防ぐアイテムが付属しています。
マイクで録音するときに一番大事なのは、どれだけノイズを防いで録音することができるかになりますので、このショックマウントが付いているとより高音質な環境で録音することができます。