マイクのノイズ対策は非常に重要ですが、その中の一つとしてウインドスクリーンというものがあります。
ウインドスクリーンとは、マイクの先端部分に付けるスポンジのようなものです。
このウインドスクリーンを付けることで、風や自分の息などを拾わないように防ぐことができます。
このページでは、ウインドスクリーンについてどんなものなのか、効果や特徴、また同じようなノイズ対策としてポップガードとの違いまでを紹介していきます。
ウインドスクリーンとは?
まずは、ウインドスクリーンがどのようなものなのかについてまとめていきます。
マイクに付けるスポンジ状のもの
ウインドスクリーンは、マイクに付けるスポンジ状のものを言います。
テレビなどではよく見られますが、マイクの先端に丸い形のウインドスクリーンを付けて使います。
様々なカラーがあり、ウインドスクリーンを付けると見栄えも大きく変わります。
風防対策やノイズ対策の効果がある
ウインドスクリーンを付けることで、風防対策やノイズ対策に効果があります。
具体的には、風や自分の息などがマイクに入ってしまうと、「吹かれ」と呼ばれるノイズが発生してしまいます。
この吹かれは「ボッ」という音を拾ってしまうので、非常に聞こえの悪い音声になってしまいます。
そこでウインドスクリーンを付けることで、これらの「吹かれ」によるノイズを防ぐことができます。
なお、ノイズ対策は以下のページでもまとめていますので、参考にしてみてください。
声が少しこもって聞こえる
ウインドスクリーンはノイズ対策として効果がある一方で、声がこもってしまうというデメリットもあります。
当然ではあるのですが、マイクにスポンジを被せてしまうため、声自体も少し違って聞こえることになります。
ゲーム実況や動画撮影などではそこまで気になりませんが、録音などといった音質を特に重視する場合は、本来の音を拾えない可能性もありますので、注意が必要です。
ウインドスクリーンとポップガードどっちがいい?
ウインドスクリーンはノイズ対策の効果があることが分かりましたが、他にもノイズ対策として使われているものとしてポップガードがあります。
ウインドスクリーンとポップガードはどちらを使えば良いのか、ここからは比較しながら紹介していきます。
ポップガードとは?
まずポップガードとは、丸い形をしていてマイクの前に設置して使います。
ウインドスクリーンと同じく、ノイズ対策として使われますが、ポップガードは人の息を防ぐためのものになっています。
ウインドスクリーンのように、風を防ぐ効果はありませんが、声はウインドスクリーンよりもクリアに拾ってくれます。
なお、ポップガードについては以下のページでもまとめていますので、参考にしてみてください。
屋外で使うならウインドスクリーンがおすすめ
屋外での動画撮影や集音を考えている場合は、ウインドスクリーンが最適です。
なぜなら、屋外では風が最もノイズとして拾われやすいので、風防対策に優れているウインドスクリーンが良いからです。
ウインドスクリーンはマイクに合わせて選ぶ必要があるため、お持ちのマイクのメーカー公式ページ、もしくはサウンドハウスさんなどで選んでみましょう。
レコーディングならポップガードがおすすめ
レコーディングや録音でマイクを使う場合は、ポップガードの方がおすすめです。
なぜなら、ウインドスクリーンでもノイズを防ぐことが出来ますが、声がこもることから拾う音が変わってしまうため、録音時はポップガードを使うようにしましょう。
また、ポップガードはマイクスタンドに挟んで使用することになるので、異なるマイクを使う場合であっても一つあれば問題ありません。
おすすめのポップガードは、STEDMANのPROSCREEN 101というポップガードです。
PROSCREEN 101は金属製で出来ているので、布のものよりもクリアに音声を拾ってくれます。
また、息が下に抜ける構造を取っているので、よりノイズが入りにくいという特徴があります。
まとめ
このページでは、ウインドスクリーンがどのようなものなのか、効果や特徴についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか?
ウインドスクリーンとは、マイクの先端に付ける丸いスポンジ状のもので、風や息によるノイズを防ぐ役割があります。
マイクに付けるだけで手軽ですが、声が少しこもってしまうというデメリットも持ち合わせています。
そのため、
- レコーディング時はポップガード
- 屋外録音時はウインドスクリーン
という使い分けが必要になってきます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!