BLUEが製造しているマイクは、キュートなデザインで人気がありますが、その中でもUSBマイクシリーズの最上位機種に位置するのがYeti Proです。
Yeti Proは、Blueがマスコットとして提供する「Yeti」(雪男)キャラクターにそっくりなデザインの中に、プロが認める高い性能がコンパクトに収められています。
価格的には3万円を超える値段となっていますが、その性能には定評があり、全米でも人気の商品です。
BLUE Yeti Proのマイクの特徴
BLUEのYeti Proには大きく4つの特徴があります。
パソコンで高解像度の録音ができる
Yeti Proはプロ仕様ということもあり、通常のマイクと比べて高解像度で録音することができます。
多くのマイクはCDのフォーマットに合わせた16bit/48kHz辺りの解像度のものが多いですが、Yeti Proは24bit/192kHzと高解像度で録音できる仕様になっています。
そのため、生音に近い高品質な音で録音できるので、特にプロの方や綺麗に楽器の音を録りたいという場合におすすめのマイクになります。
USBだけで無くXLR端子にも繋がる
Yeti ProはUSBコンデンサーマイクと呼ばれる種類で、パソコンなどのUSB端子に繋ぐだけで簡単に音声入力できるマイクになっています。
このようなUSBコンデンサーマイクは、他メーカーも含めて多く発売されていますが、Yeti ProはUSBだけでなくXLRによる出力端子も付いているのが大きな特徴です。
そのため、自宅にあるオーディオインターフェースはもちろん、スタジオのプリアンプやミキサーなどにも繋ぐことができるので、より高度な録音をするのに向いている機種になっています。
指向特性が4種類から切り替えられる
Yeti Proの指向性は、トリプル・コンデンサー・カプセル・アレーというものを装備しており、以下の4種類の指向特性から選択して切り替えることができます。
- 単一指向性モード:マイクの正面からの音を収音します。ボーカルやポッドキャストなどの録音に向いています。
- ステレオモード:マイクの左右の音をステレオで収音します。よりワイドで広がりのある音を録ることができるので、ギターやピアノの音などに向いています。
- 無指向性モード:指向性を持たないモードで、マイクの360度全ての音を収音します。コーラスやバンドなど人数が多い場合の録音に最適です。
- 双指向性モード:マイクの正面および背面の音を収音します。インタビュー形式やデュエットで録音するのにぴったりなモードです。
ゲイン調整やミュートボタンが本体にある
Yeti Proのマイクの本体には、入力音量のゲインを調整するダイヤルや一時的に音を収音しないミュートボタンが付いています。
パソコンを使って録音やWeb会議などで使う際に、どうしても自宅では環境音などノイズが発生してしまう場合があります。
ノイズが発生した際にマイク本体からすぐにミュートすることが出来たり、入力音量を下げることが出来るので、とても便利な機能になります。
BLUEのYetiとYeti Proの違い
BLUEにはYetiとYeti Proという名称の近いマイクがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
XLRの出力端子が付いているかいないか?
YetiもYeti ProもどちらもUSBコンデンサーマイクとなり、パソコンのUSB端子に繋いで使うことができる種類です。
しかし、YetiはUSB端子のみですが、Yeti ProにはUSBとXLR端子で繋げることができます。
USBコンデンサーマイクは高音質で録れるものの、少なからず「さー」というホワイトノイズが発生してしまうことがあります。
ゲーム実況やYouTube生配信であれば気になりませんが、プロのCD音源などで使う場合はやはり質が下がってしまうことがあります。
XLR端子はオーディオインターフェースなどの他機材を挟んで使う必要がありますが、USB端子よりもノイズは格段に減りますので、より高音質で録音したいという場合はYeti Proが断然おすすめです。
ハイレゾ録音が出来るか出来ないか?
こちらも音質の違いになりますが、Yetiの音の解像度が16bit/48kHz、Yeti Proの音の解像度は24bit/192kHzと、Yeti Proのマイクの方がより高い解像度で録音することができます。
いわゆるハイレゾ録音と呼ばれますが、CDのフォーマットは16bit/44.1kHzとなっており、Yeti ProではCDよりも高音質な音をできる仕様になっています。
Yeti Proはプロ仕様ということだけあって、このように音質面ではかなり高い性能を持っています。
なお、Yetiに付いては以下のページでもまとめていますので、参考にしてください。