AT2020USB+は、日本の音響機器メーカーのオーディオテクニカ(audio technica)から発売されているUSB接続型のコンデンサーマイクです。
オーディオテクニカは、ロングセラー商品となったコンデンサーマイクのAT4033aをはじめ、AT4040やAT2020といった高品質なマイクを発売してきましたが、その中でもUSB接続に特化しているタイプがこのAT2020USB+です。
DTM・宅録や生配信、Web会議からゲーム実況など様々な用途に使えるマイクです。
AT2020USB+のマイクの特徴
AT2020USB+には大きく4つの特徴があります。
設定はUSBに繋ぐだけ!オーディオインターフェースは不要
AT2020USB+は、USBコンデンサーマイクと呼ばれる種類になり、このマイクの最大の利点がUSB端子に繋ぐだけで音声入力できる、ということです。
通常のコンデンサーマイクでは、オーディオインターフェースを準備して、そこからファンタム電源を給電してPCに音声入力する必要があります。
しかし、USBコンデンサーマイクはオーディオインターフェースなどの他の機器は不要、また電源もUSBバスパワーで給電できるため、USB端子さえあれば簡単に繋ぐことができます。
オーディオテクニカのマイクは、音質が良いと人気が高い一方で、これまでUSB型のマイクが無かったため、オーディオインターフェースなどの他機器を準備する必要がありましたが、AT2020USB+はその必要がないため、「今までオーディオテクニカのマイクを使ったことが無い」という方にもおすすめです。
幅広い周波数特性を持った単一指向性マイク
AT2020USB+は単一指向性と呼ばれるマイクで、マイク正面の音だけを極力拾う仕組みになっています。
そのため、ボーカルであったり、Web会議やゲーム実況など、真正面から音が発生する場合に最適です。
また周波数特性も20Hz~20,000Hzと幅広いだけでなく、7,000Hz付近までフラット、10,000Hzまで少し周波数の応答が上昇するため、楽器でも良し、ボーカルでもとても明瞭に録音できるような仕様になっています。
卓上型のスタンド付きでテーブルの上でも使える
AT2020USB+には、購入する際に付属として卓上型のマイクスタンドが付いてきます。
マイクを扱ったことが無い方から見ると、マイクはカラオケなどのように手に持って使うイメージがありますが、コンデンサーマイクはとても繊細で、手に持った音や少しブレてしまった音などがすぐにノイズとして入力されてしまいます。
そのため、コンデンサーマイクを使うときは必ずと言っていいほど、スタンドは必須になるので、マイクスタンド付きなのは助かりますね。
ヘッドホン端子付きでモニタリングも遅れることなし
AT2020USB+のマイク本体にヘッドホン端子が付いていて、マイクに入力された音を直接聞くことができます。
モニタリングと呼ばれる仕組みになりますが、そもそもヘッドホン端子が付いていなくてもPCを介することでモニタリングすることはできます。
ただし、PCなど機器を挟んでしまうと、少しながらレイテンシーと呼ばれる遅れが生じてしまい、例えばボーカルなどの録音だと遅れて聞こえてきてしまいます。
しかし、AT2020USB+のようにマイクから直接モニタリングする場合、遅れることは無いため、伴奏を聞きながら録音したいなどの使い方の際に、とても便利な機能になります。