スマホを使って配信アプリやカラオケアプリなどで遊ぶ場合、内蔵マイクでは音質も低くなってしまうことが多いです。
そこで、オーディオインターフェイスという機械を使ってスマホにマイクを接続することで、より高音質な音を拾うことが出来るようになります。
オーディオインターフェイスは、主にPCでマイクで拾った音声を入力したり、スピーカーなどに出力するのに使うことが多いのですが、最近ではスマホに対応しているものも増えてきています。
このページでは、スマホに対応したオーディオインターフェイスの選び方からおすすめの商品までを紹介していきます。
オーディオインターフェイスとは?
まず、オーディオインターフェイスがどのような役割を持っているのか、まとめていきたいと思います。
音声の入力や出力を行える機械
オーディオインターフェイスには、大きく以下の2つの役割があります。
- マイクで拾ったアナログ音声をデジタル音声に変換してPCやスマホに入力
- パソコンやスマホから出力されたデジタル音声をアナログ音声に変換してスピーカーやヘッドホンに出力
オーディオインターフェイスの中にADコンバーターが内蔵されていて、上記のようにデジタル音声とアナログ音声の変換を行っており、より高音質で音声の入出力が行えるようになっています。
オーディオインターフェイスについては、以下のページでもまとめていますので、参考にしてみてください。
スマホでも高音質を求めるなら必須
スマホには、元々内蔵されているマイクが付いているので、オーディオインターフェイスが絶対に必要という訳ではありません。
しかし、内蔵されているマイクは感度が高くなくノイズも拾いやすいため、高音質を求めるならばおすすめしません。
他にも、スマホに直接繋げられるマイクも多いですが、手軽に使える反面、やはり少なからずノイズが発生する場合があります。
そのため、スマホでも高音質を求めるのであれば、オーディオインターフェイスは必須になってくると思います。
また、オーディオインターフェイスを使えば、スマホでも様々なマイクを繋いで使うことが出来るので、自分に合ったマイク選びが出来るというメリットもあります。
スマホ用オーディオインターフェイスの選び方
オーディオインターフェイスがどのような機械か分かったところで、ここからはどのようにスマホ用のオーディオインターフェイスを選んでいくべきかをまとめていきます。
対応デバイス(iOS・Android)
自分の持っているスマホに、そのオーディオインターフェイスが対応しているかどうかは最も重要な部分となります。
iOS・Androidの違いはもちろん、バージョンもしっかりと対応しているかは確認するようにしましょう。
また、スマホだけでなくパソコンでの接続も考えているのであれば、PCのOSであるWindowsやMacのバージョンも対応しているか確認しておきましょう。
接続方法(USB Type-C・Lightning・イヤホンジャック)
次にオーディオインターフェイスをスマホに接続する方法ですが、イヤホンジャック端子に接続する方法と、充電する際に使うUSB端子に接続する方法の2つがあります。
おすすめとしては、USB端子に接続して使うオーディオインターフェイスになります。
イヤホンジャック端子はどうしてもノイズが発生しやすく、音質を求めるのであればUSB端子に接続するものが良いでしょう。
また、USB端子といっても、機種によってUSB Type-CやLightningなどと分かれているので、ケーブルが対応しているオーディオインターフェイスを選ぶようにしましょう。
端子については、以下のページでも紹介していますので、参考にしてみてください。
入出力数
オーディオインターフェイスには、マイクを入力できる数やスピーカーなどに出力できる数が決まっているので、確認しておくようにしましょう。
スマホ用のオーディオインターフェイスの多くは、入出力の数が多くても2個までのものが多いです。
例えば、2本のマイクを使って同時入力を考えているのであれば、入力の数が2個あるものを選ぶようにしましょう。
ファンタム電源
ファンタム電源とは、コンデンサーマイクを使用する際に必要となる電源のことです。
オーディオインターフェイスの多くは、このファンタム電源に対応しているものが多いのですが、もし付いていない場合はコンデンサーマイクが使えないことになるので、注意が必要です。
そのため、スマホ用のオーディオインターフェイスを探す場合は、ファンタム電源が付いているかどうかもチェックしておきましょう。
なお、ファンタム電源については以下のページも参考にしてください。
おすすめのスマホ対応オーディオインターフェイス3選
ここからは、スマホに接続できるオーディオインターフェイスのおすすめ商品を3つ紹介していきます。
なお、購入する際は必ず自分のスマホに接続できるかどうか、OSやバージョンの確認をお願いいたします。
ZOOM / AMS-22
まず一つ目は、ZOOMのAMS-22というオーディオインターフェイスです。
非常に軽量(85g)で、入力端子も2つあり、Android/iOSだけでなくPCにも接続できるオーディオインターフェイスになっています。
接続端子はUSB Type-Cで、ファンタム電源のオンオフもあり、コンパクトながら質も非常に高い商品です。
音楽制作用として、ダイレクトモニタリングを行うこともでき、録音しながらマイクで拾った音声を遅延なくモニタリングしてくれます。
また、ライブ配信用としても、LINE端子からBGMを流すことができ、ゲーム実況などにもおすすめできるオーディオインターフェイスです。
IK MULTIMEDIA / iRig Pro Duo I/O
二つ目は、IK MULTIMEDIAから発売されているiRig Pro Duo I/Oというオーディオインターフェイスです。
2 IN / 2 OUTの入出力端子で、iOS・Android・PCにも対応している本格的なオーディオインターフェイスです。
接続端子はUSB Type-Cで、ファンタム電源やダイレクトモニタリング機能も付いています。
大きな特徴として、MIDI端子が付いているので、キーボードやコントローラーの接続を行うことができ、より本格的な録音や音声配信に使用することができます。
TASCAM / iXZ
三つ目は、TASCAMから発売されているiXZというオーディオインターフェイスです。
他の二つとは異なり、イヤホンジャックの端子に接続するタイプなので、イヤホンジャックのある機種であれば、ほとんど対応しているオーディオインターフェイスです。
入出力は1chですが、ファンタム電源にも対応しています。
オーディオインターフェイスの中でも低価格なので、初めてオーディオインターフェイスを選ぶ方や、試しにスマホに繋いでみたい方におすすめできる商品です。
まとめ
このページでは、スマホに接続できるオーディオインターフェイスの選び方やおすすめの商品を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
オーディオインターフェイスは、アナログ音声とデジタル音声を切り替えることができ、マイクを使ってスマホやPCとの音声入出力を行う重要な機械です。
スマホ用のオーディオインターフェイスは増えてきており、選ぶ場合は
- 対応OS
- 接続端子
- 入出力数
- ファンタム電源
の4つのポイントに注意しながら、選んでいくようにしましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。