マイクケーブルは、用途によって使い分ける必要があります。
正しい選び方を知り、機械のトラブルを防ぎましょう。
ところで、マイクケーブルという言葉を知っていますか?
あまり聞き慣れない言葉であるかと思いますが、私達の生活にありふれています。
音楽活動の経験がある方や機械類の扱いに詳しい方は使用した経験があるかと思いますが、マイクケーブルには様々な種類があるのです。
また、用途によって使い方が異なります。
そこで、今回は初めてマイクケーブルを使う方に対して、種類や選び方を分かりやすくご説明します。
マイクケーブルとは?
マイクケーブルとは、
マイク本体とミキサーと呼ばれる音を大きく出す機械を繋ぐ
ための物です。
ライブ会場に行った経験のある方なら1度は目にした事があるのではないでしょうか。
長さは50㎝程度のコンパクトなサイズから20m程の長い物まであります。
マイクケーブルの種類
大きなくくりで分けると2種類になります。
バランス型タイプ
マイクケーブルを選ぶ際、多くはバランス型タイプを選択します。
バランス型の特徴としては、ノイズの発生を最小限に抑える事ができます。
2芯ケーブル
2芯ケーブルは、音声用ケーブルとも言われ最も一般的に使用されています。
ご家庭で使用される方や個人で講演会などを開く際にまとめて購入される事が多いです。
値段も安く、2,000円程度で購入できますのでおすすめです。
4芯ケーブル
2芯ケーブルを2つ組み合わせた形をしています。
その為、耐久性に優れますので、外部でのライヴや活動など動く事の多い場合は、こちらを購入される方が多いです。
また、ノイズを抑えるのに優れています。
長さにもよりますが5,000円程度あれば十分良いものを購入できます。
アンバランス型タイプ
主にヘッドホンケーブルやステレオケーブルが該当します。
パソコンなどに接続するマイク付きヘッドホンが一時期大流行しました。
しかし、接続部との不具合が起こればすぐにノイズが走ります。
バランス型と比較してノイズに弱いですが、その分、持ち運び易さと低価格なのが利点です。
選ぶ際のポイント
使用する用途を明確にする
ステレオに繋ぐのか、パソコンに繋ぐのか、会議などで使用するか、歌う為に使うのかなど用途によって使い分ける必要があります。
特に、歌が好きで自身でマイクとアンプを購入した後、マイクケーブルを選ぶ際に安いアンバランス型を購入する方もいらっしゃいますが、おすすめできません。
マイクにも様々な形があり、それに適したケーブルがあります。
一般的には、バランス型の4芯タイプを用いて長さは使用環境に合った最低限の物を選びます。
使用する場所によって異なる
自宅内で使用するのか、外部なのかによって選び方が変わってきます。
自宅内で使用する際は、バランス型の2芯タイプでも十分ですが、外部で使用する際は4芯タイプでないと、動きをつけた動作の時に切れてしまう可能性があります。
その為、使用環境によって購入品が変わってきます。
価格より質を
安いものだとつい手を出したくなりますが、アンバランス型である事が多く、長持ちしません。
質を重視することで、機器の故障を防ぎ長持ちさせることができます。
少し高くてもバランス型を揃えて置くと便利です。
初めて購入する方へ
分からなければ必ず専門知識のある方に相談を
マイクケーブルは選び方によって、マイクそのももの質を低下させる原因にもなりかねません。
また、形もいくつかありますので対応するのか否かが分からなければ確認をして下さい。
高度な専門的知識は必要ありませんが、電気製品ですので安全に扱う為にも知識を持ってから選択をしてください。
ネットでの購入は出来るだけ避ける
マイクケーブルに限らず、ケーブル類は名称があり、ローマ字や数字が並んでいます。
詳細が記載している物であれば購入しても良いと思いますが、多くはケーブル名と形状だけで、使用用途や対応機器についての記載がありません。
その為、接続部の写真や使用用途・場所を把握した上で音楽ショップや家電製品売り場の係の者に訪ねて下さい。
まとめ
マイクケーブルを選択する際は、正しい知識や違いについての理解が必要です。
せっかく良いマイク・ミキサーを購入しても、マイクケーブルの選定を間違えると、機器の性能を下げるだけでなく故障の原因にもなります。
使用目的以外でのケーブルの使用は控え、対応するものが無ければ代用はせず、新しく購入して下さい。
初めて購入される方は、ネットを利用しての購入は出来るだけ避け、専門知識のある方に相談をしてから、本当に正しいかどうかを確かめた上で使用してください。
マイクケーブルを詳しく分析すると僅かに高低音の響きに差が出たり、ノイズ音の減少に繋がったりとありますが、日常生活で使用するレベルを超えますので、今回は割愛させて頂きます。
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